
冬のパジャマはどう選ぶ?お悩み別おすすめパジャマをご紹介
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寒さや寝苦しさなどさまざまな悩みを抱えやすい冬は、パジャマ選びが大切。
パジャマは就寝時のことを考えて作られているため、適切なパジャマを着れば季節を問わず心地よく眠ることができます。
今回は、パジャマに一般的に使われる生地や素材の解説をしながら、冬のお悩み別におすすめのパジャマを紹介していきます。
あなたにぴったりのパジャマを見つけて、寒い冬でも快適な夜を過ごしましょう。
パジャマによく使われる素材と生地
まずは、パジャマによく使われる素材と生地について解説していきます。
パジャマによく使われる素材
パジャマによく使われる素材は、以下の5種類。大きく分けて天然繊維と化学繊維があります。
天然繊維は、保温性と吸湿性をバランスよく持ちますが、型崩れをしやすいといったデメリットがあります。一方、化学繊維は耐久性が強く保温性も高いですが、保温性と吸湿性のバランスが悪く天然繊維と比べてかゆみを感じやすいというデメリットがあります。
メリット |
デメリット |
||
天然繊維 |
麻 |
・吸湿性、通気性に優れる ・耐久性が高い |
・伸縮性が低い ・しわになりやすい |
天然繊維 |
綿 |
・保温性に優れる ・吸湿性、通気性が高い |
・乾きずらい ・毛羽立ちしやすい |
天然繊維 |
絹 |
・やわらかく肌に優しい ・体温調節機能に優れる |
・繊維自体の耐久性が低い ・高価 |
化学繊維 |
ポリエステル |
・耐久性が高い ・軽く、速乾性が高い |
・静電気が起こりやすい ・吸湿性が低い |
化学繊維 |
ビスコース |
・静電気を起こしにくい ・吸湿性、通気性が高い |
・しわになりやすい ・水や摩擦に弱い |
冬のパジャマにおすすめの生地
パジャマに使われる生地はさまざまですが、冬におすすめなのは以下の5種類。
同じ素材でも、生地によって肌触りが全く異なります。逆に、同じ生地でも素材によって性質が異なるため、生地と一緒に素材も確認すると良いでしょう。
特徴 |
|
サテン |
美しい光沢感が特徴。なめらかな肌触りで肌に優しい。様々な素材を使っているため、素材によって耐久性が異なる。 |
フランネル |
ふんわりとした触り心地が特徴。フェルト生地の一種。軽く、保温性が高い。着た瞬間温かみを感じられる。 |
コットンフリース |
温かく、やわらかな触り心地が特徴。綿素材が主体だが、ポリエステルを含むため耐久性や速乾性も高い。 |
ダブルガーゼ |
綿で作られた、ガーゼを重ねて仕立てた生地。綿素材のみで作られているため保温性・吸湿性に優れ、肌にも優しい。 |
キルトニット |
生地の間に中綿を編み込んだ生地で、保温性に優れる。 様々な素材を使っているため、素材によって吸湿性が異なる。 |
冬のパジャマを選ぶ3つのポイント
冬のパジャマを選ぶ時のポイントは、温かさ・肌触り・体温調節のしやすさの3つ。冬のパジャマ選びに悩んだ時は、この3つをベースとして選ぶのがおすすめです。
パジャマの温かさ
冬のパジャマに欠かせないのが温かさです。温かさを求めて重ね着をする方も多いですが、重ね着をして寝ると、睡眠中に必要な寝返りや体温調節がしにくくなってしまうことも...
パジャマ自体温かいものを選ぶことで、体に負担なく快適な睡眠をとることができます。
肌触り
肌触りのいいパジャマは、着用中の気分を上げてくれるだけでなく、冬の肌トラブルも防いでくれます。肌が敏感になりやすい冬では、長時間直接肌に触れるパジャマの摩擦は、肌に大きく影響します。冬になるとかゆみや乾燥が気になる方は特に重視したいですね。
体温調節のしやすさ
人は季節に関係なく、コップ一杯の汗をかくといわれています。そのため、冬のパジャマでも体温調節のしやすさは重要です。
体温調節に必要なのが、吸湿性。吸湿性がないパジャマだと、睡眠中の汗がこもり不快感を招いたり、汗でかえって冷えてしまったりする可能性があります。
3つのポイントの優先順位で迷ったら、体質や悩みに合わせてパジャマを選ぶのもおすすめです。
今回は、寒がりさん・暑がりさん、そして冬の悩みとして多い敏感さん向けにおすすめのパジャマを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
寒がりさんにおすすめの冬パジャマ「ダブルガーゼ・キルトニット・フランネルのパジャマ」
寒がりさんは、保温性の高いパジャマを選びましょう。今回紹介した生地でいうと、綿を主に使用したダブルガーゼ・キルトニット、フランネルがおすすめです。
綿を使ったふんわりとした仕上がりの生地は、手に触れた瞬間から温かいのが特徴。パジャマを着用した時のヒヤッと感を緩和させてくれるので、着替えた瞬間から心地よい温かさを感じることができます。
暑がりさんにおすすめの冬パジャマ「ビスコース・ダブルガーゼのパジャマ」
汗をかきやすい暑がりさんには吸湿性の高いパジャマがおすすめです。
ビスコースは吸湿性に優れ、温かすぎず寒すぎないちょうどいいぐらいの保温性を持つため、暑がりさんには最適でしょう。また、ダブルガーゼのパジャマは保温性と吸湿性のバランスがよく、暑がりさんにもおすすめです。
敏感肌さんにおすすめの冬パジャマ「絹・綿素材・サテンのパジャマ」
敏感肌さんには、天然素材で刺激の少ない絹・綿のパジャマ、なめらかで摩擦の少ないサテンのパジャマがおすすめです。
また、冬特有の静電気も肌トラブルの原因の一つ。同じサテンの生地でもポリエステルを多く含むものだと、静電気が発生しやすくなります。サテンのパジャマは、綿・絹・ビスコースなどの静電気が起きにくい素材を選ぶといいでしょう。
冬のストレス対策はパジャマ選びから
質の高い睡眠をサポートしてくれるパジャマ。ストレスが多い冬こそこだわっていきたいですね。自分に合ったパジャマを見つけて、冬を心地よく過ごしましょう。