冬と比べて、夏は寝汗をかきやすいのでパジャマの素材にこだわりたい方が多いと思います。
夏用パジャマの素材は?おすすめは3つ
パジャマにはさまざまな素材があり、素材ごとに触り心地や肌に触れたときの質感、洗濯時に注意すべきことなどが異なります。
ここからは、夏におすすめのパジャマの素材である「コットン」「サテン」「ビスコース」の特徴とデメリット・注意点について解説していきます。
1.コットン(綿)
吸湿・保湿性が高いコットン素材のパジャマは、就寝中に汗をかきやすい夏におすすめの素材です。
コットンは、発汗による湿気を吸収してくれるので、就寝中の蒸れを防ぎ、肌触り良く快適な眠りをサポートしてくれます。
コットン素材のパジャマは、洗えば洗うほど柔らかくなるという特徴があるので、お肌に良くなじむパジャマになっていきます。
特にコットン素材の中でもおすすめの夏用パジャマは、ガーゼ素材のパジャマです。
コットンガーゼでできたパジャマには、ガーゼ1枚のものから、二重に重ねたダブルガーゼなど、気候や好みで選ぶことができて、赤ちゃんの衣服にも採用されるほど肌の摩擦が少ないので、敏感肌や自分で除毛されている方におすすめです。
しかしコットン素材のパジャマは水分を多く吸収するため、夏はさほど問題ありませんが、冬は洗濯した際に乾きにくいというデメリットがあります。
2.サテン
絹、綿、化学繊維などの素材が繻子織(しゅすおり)と呼ばれる工法で織られた織物素材のサテンは、光沢がある見た目や、ツルツルとした柔らかな手触りが特徴的な素材です。
サテン素材のパジャマは、衣服や下着の裏地に使われるほど肌触りが良い素材なので、肌に直接触れるパジャマに最適な素材。
化学繊維の割合が低いサテン素材のパジャマを選べば、絹や綿など天然素材のパジャマを着ることができるので、お肌に優しいパジャマを選ぶことができます。
また、サテン素材を触ったときにツルツルとして冷たいと感じる方が多いですが、着てみると実は暖かく、夏にエアコンを付けっぱなしにして眠る方は、冷え防止に役立ちます。
しかしサテンは繊細な素材なので、洗濯の際はネットに入れて「おしゃれ着コース」で洗う必要があるなど、お手入れに少し気をつかわなければならないというデメリットがあります。
3.ビスコース
レーヨン素材の一種ビスコースは、最も古い自然素材の合成繊維。
シルクの代用素材としてドレスに用いられるほど、光沢や質感に優れており、繊維が細くて長いので、なめらかでさらりとして肌馴染みが良いのが特徴的です。
「夏は涼しいパジャマで眠りたい」と感じている方にビスコースは最適で、落ち感の良いドレープのような素材である他に、吸湿性があり、寝汗をかきやすい夏におすすめ。
しかしビスコースは水に濡れると縮んでしまうというデメリットがあるので、洗濯の際は「手洗いコース」や「ドライクリーニング」がおすすめです。
ビスコースは表面にプリントされた絵柄が薄れにくく、日光が強く降り注ぐ夏場の屋外に干した場合も色あせにくいという耐久性の強い素材なので、お気に入りのパジャマを長く愛用したい方に最適なパジャマの素材と言えるでしょう。
夏用パジャマは必要?素材にこだわったほうがいい理由
睡眠に費やす時間は、人生のなかで1/3とも言われており、その質が重要になってきます。
質の高い睡眠を得ることができれば、起床時にすっきり目覚めることができて、翌朝まで前日の疲労感をひきずることがなく、疲れにくくなるなどのメリットがあります。
一方で、質の低い睡眠になってしまうと、寝ても疲れがとれない、すっきりと起きられない、生活習慣病などのリスクを高めるなどのデメリットがあります。
質の高い睡眠を得るにはさまざまな方法がありますが、その中でもパジャマは着て眠るので、素材にこだわったほうがいいでしょう。
特に夏は冬と比べてメラトニンの分泌量が少ないので、自然と浅い眠りになりやすく、短時間睡眠になる方が多いです。
少ない睡眠時間のなかで汗をかいて目がさめてしまうなど、パジャマの素材が合っていないせいで睡眠の質が低下することがあるので、特に夏用パジャマの素材にはこだわるようにしましょう。
まとめ
夏用パジャマにおすすめの素材は、「コットン」「サテン」「ビスコース」の3つです。
それぞれの素材は肌触りや素材が持つ特徴・洗濯時の注意点が異なるので、どの素材が自分に合っているのか理解しておくと、夏用パジャマ選びがより豊かになります。
特に夏は冬と比べて睡眠時間が少なくなりやすいので、夏こそパジャマの素材にこだわって選ぶようにしましょう。